注文住宅を人もペットも気持ちよく過ごせる空間にするには?
ペットと住みたい、ペットを飼っているという人は、注文住宅を建てる際に、ペットも快適に暮らせることを考えるのではないでしょうか。ペットも大切な家族の一員なので、快適な空間を用意してあげたいですね。では、ペットと快適に暮らせる住まいとはどのような住まいなのでしょうか。特徴をまとめておきます。
ペットが家の中でケガをしないために工夫しよう
ペットと一緒に生活するにあたり、ペットがケガをしないように工夫しなければいけません。とくに階段や床は、ペットがケガをしやすい場所です。では、どのようにすればペットがケガをしにくくなるのでしょうか。
階段は緩やかに
階段の段差が高いと、ペットの足腰に負担がかかってしまいます。緩やかな段差にしてあげれば、足腰の負担は軽減できるでしょう。また、階段は滑りやすい場所なので、滑りにくい床材を使うことも重要です。階段に使う材質は、コルク材やペット用のものがよいです。
床は滑りにくく
床が滑りやすいとペットが滑ってケガをしてしまいます。股関節や膝に負担がかかるので、滑りにくい床材や床にタイルを敷くなどして滑りにくくなるようにしましょう。
ペットフェンスを設置する
住まいの中でペットが入ると危ない場所もあります。そのような場所にはフェンスを設置しましょう。たとえば、玄関やキッチンなどは、ペットフェンスがあると安心です。
バルコニーやベランダの隙間をなくす
ベランダやバルコニーの隙間は、ペットがケガをしやすい場所です。少しの隙間でもペットは落下してしまう可能性があるため注意しましょう。
快適な空間を保つために必要な設備・工夫
ペットも人も快適に暮らせるように環境や設備には工夫が必要です。どのような設備の工夫が必要になるのかまとめておきます。
空調設備
真夏は涼しく・真冬は暖かく、快適な室温で過ごすために空調設備は欠かせません。人間とペットでは、快適に感じる温度に差があるので、できるだけペットに合わせて調整してあげる方がよいでしょう。急激な室温の変化だけは避けるようにしてください。
換気設備
ペットと生活するうえで、換気設備は欠かせません。ダニやハウスダストは、人間にもペットにも健康被害をもたらします。室内の換気を定期的に行うだけでなく、換気設備も利用して綺麗な空気が流れるようにしておきましょう。
ペット用のトイレを配置
ペットと快適に暮らすためにペット用のトイレを配置してください。人の視線が届きにくいようにすることで、ペットが落ち着いて排泄できる場所にできます。掃除しやすい材質で作り、消臭設備も取り付けておくとお手入れが楽になるでしょう。
飼っている動物の習性に合わせた設備が必要
ペットと快適に暮らせる住まいにするために、飼っている動物に合わせて設備を選ぶ必要があります。動物により習性が異なるため、必要となる設備も変わってくるのです。ここでは、犬や猫のための設備についてお伝えします。
犬のために用意したい設備
犬を飼う場合に設置したい設備についてまとめておきます。まずは、運動不足解消のためにドッグランがあるとよいでしょう。広めの庭にすることで、犬を遊ばせてあげることができます。庭が難しい場合は、室内で走り回れるような空間があるとよいでしょう。犬は、買主さんのお見送りやお出迎え用をする習性があります。お見送りやお出迎えに小窓を作ってあげましょう。遊び疲れた後に、休憩できるワンちゃん専用の休憩スペースも必要です。ほかにも、散歩の後に足を洗える足洗い場の設置や、ワンちゃん専用のお風呂なども用意してあげるとよいでしょう。
猫のために用意したい設備
猫を飼う場合に設置したい設備についてまとめておきます。猫の場合、室内で遊ぶことがとても多いので、散歩用のキャットウォークはあったほうがよいです。ない場合、室内のさまざまな場所で遊んでしまうので、棚などが傷ついてしまう可能性もあります。専用のキャットタワーがあれば、そういったことも防げます。高い場所に沢山遊べるスペースを用意してあげてください。猫は、隙間が空いていると脱走してしまうこともあります。脱走を防ぐために猫用のペットドアも作りましょう。爪をとぐ習慣があるので、爪とぎに使える柱も必要です。これがないと、部屋の壁で爪をといでしまう可能性があるので注意してください。それから、猫は日光浴も大好きです。ノミやダニを駆除するためにも日光浴は欠かせません。日光浴ができるスペースも作ってあげましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。注文住宅の場合、自分たちで間取りや設備を決めることができ自由度が高いため、ペットと快適に暮らせる住まいも実現させやすいです。ペットが健康に暮らすことができるように、快適に暮らせる設備や環境を整えてあげましょう。ペットと暮らせる住まいを専門にしている業者さんもあるので、ぜひ相談してみてください。